理の中宮マガジン vol.006 〜真北・磁北〜
さて、今回は吉方位を出すために重要な真北と磁北についてです。
前回、理はメルカトル図法を用いて吉方位を出す!という結論に達しました。
これに加えて、今回は何をもって北とするかについて考えてみたいと思いました。
そもそも、真北と磁北とは何でしょうか。
真北:地図の上、つまり経線(地図の縦線)の指す上を北とするもの
これは磁石の北とは一致しません。
磁北:磁石の指す北
これは時間によって磁気が変化するので、磁石が指す北も異なってきます。
なので、地図の指す北よりも西に約7度傾いています。
これを西偏角と言います。
では、吉方位を出す場合、このどちらを使うのか。
これもどの地図を使うかが流派によって違うように、真北か磁北かどちらを使うか、流派によって様々です。
これも悩ましい話ですが、無難なのはどちらからみても同じ方位を採ることです。
そうすれば、自分も安心して吉方位を採れるので、良いと思います。
ですが、理としては、磁北がいいのではないかと思っています。
なぜかというと、人間の身体は地球に存在している磁気からの影響を受けて生活しているため、この磁北説を使うのがいいのではないかと思ったらです。