理の中宮マガジン vol.005 〜気学の地図〜
吉方位への引越し・旅行するためには、吉方位を指し示してくれる地図が必要です。
ですが、この地図が曲者。
方位を調べるにも、メルカトル図法、正距方位図法、球面三角法といった地図の種類があり、それぞれによって、方位の出方が違ってくるのです。
そして流派によってそれぞれ採用している地図が違います。
手元にあるいつも使っている地図を使って、色々と調べて観たのですが、個人的には「メルカトル図法」を使うのがいいと言う結論に達しました。
それぞれの地図がどういったものかというと…
メルカトル図法:経線と緯線が引かれていて、この2本の線が直角に交わっています。これは、船で航海する時に使われているようです。
自分のいる場所から、目的地に向かって直線を引いてその方向へ向かえば目的にたどり着くというもので、角度が正しい地図だということです。
正距方位図法:図の中心と他の1点を結ぶ直線が、その中心からの正しい方位、最短の経路を表していて、正しい距離を表しているというものです。
地球を真円で表しています。
球面三角法:理解に苦しむ難解な計算をして地図上の2点の方位を求めているようです。
では、なぜ私がメルカトル図法を使うのがいいという結論に達したかというと、
東洋哲学を起源に持つ「気学」ですから、陰陽五行思想を基に方位も考えるべきだということです。そして、そもそも方位が決められた経緯によります。
古代中国では、天体や太陽の動きを調べて、方位や四季、二十四節気などを決めたようです。そして、日の出・日の入りは東西、正午の太陽の南中は南、北極星で北を確定させたということです。
ということは、地球を球体として方位を決めたわけではないということにすごく納得できたからです。
そしてこれに加えて、今まで得てきた情報から、メルカトル図法でだすアメリカの方位は東だということです。
正距方位図法だとアメリカは東北になってしまうのです。
こういったわけで、私は、メルカトル図法だという結論に達しました。
そして方位を出すにあたって、この地図の種類の次に大事なものが北がどのになるのかということです。
これは次回に取り上げることにします。